日時 | 2020 年10 月01 日(木)10:00~16:40 |
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場所 | 東京国際フォーラム・D5ホール(東京都千代田区丸の内3-5-1) |
主催 | V-JET協会 |
後援(50音順) | 公益社団法人地盤工学会 公益社団法人土木学会 公益社団法人日本材料学会地盤改良部門委員会 Southeast Asian Geotechnical Society Taiwan Geotechnical Society |
趣旨 | 本シンポジウムは,国内外から募集したジェットグラウト技術に関する論文発表や 技術発表と,今後の様々な方向性を示唆する特別講演や技術発表を通じて本技術に おける将来の展望を考えていくものである。 |
・プログラム Time schedule (PDF)
・投稿論文一覧 Submitted paper (PDF)
2020年10月1日,V-JET協会設立10年欧州で広く活用されている技術書 "JET GROUTING"の和訳版出版を記念して、を記念し『進化するジェットグラウト技術に関する国際シンポジウム』を開催しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため,東京国際フォーラムでのソーシャルディスタンスを考慮した開催とZoomウェビナーによるオンライン配信を併用したハイブリッド開催とし,会場には107名の事前登録者に対し99名の参加者,オンラインでは199名の事前登録者に対し,日本,オーストリア,イタリア,アメリカ,タイ,シンガポール,台湾,香港など10か国から合計164名の参加がありました。
ジェットグラウトの「適用例」,「試験・調査、改良結果の予測・評価」,「材料」,「新技術・研究開発」の4つのテーマからなる27編の論文から採択された9編の口頭発表とジェットグラウトの海外における適用に関する3つの技術発表に加え,京都大学大学院 地球環境学堂 勝見武教授による「SDGsと地盤工学」をテーマとした基調講演と"JET GROUTING"の原著者による特別講演を行いました。
各発表はジェットグラウトの特徴を活かしたユニークな用途,造成体の形状の工夫による改良の効果,現場条件に適した機械の開発や使用例,超大口径施工,斜め施工,水平施工,ICTの活用,化学的なアプローチとしての複雑な現場条件に対応する材料,新しい品質管理手法などバラエティに富んだ内容でありました。
渡航制限等もあり国内外のジェットグラウトに携わる技術者・研究者同士が対面して意見や情報の交換等を行うことは出来ませんでしたが,多くの工法協会の垣根を越えた技術の共有の場を持てたことは非常に有意義であったと考えています。
本シンポジウムを開催するにあたり,後援いただいた(公社)地盤工学会,(公社)土木学会, (公社)日本材料学会地盤改良部門委員会,Southeast Asian Geotechnical Society, Taiwan Geotechnical Society,講演・技術発表いただいた先生方,論文投稿いただいた各位,技術展示いただいた各団体,ご協力いただいた関係機関各位に記して謝意を表します。